標題通りであるが、あはは、やってもうた。サイコミステリーシリーズ最終作(相田衛の殺人〜死が二人を別つまで〜)。
ドラ息子がインフルエンザに罹患。自宅待機やむなし・・・となったため、手が出てしまった・・・。
まず、感想:「ああ、面白かった!なるほど、こういう持っていき方か!」
それまでの12作に関してリプレイ&レビューしてから、この最終作をプレイしようと思っていたのだが、先にプレイしておいて良かったとも思った。
というのも、先の12作のうち、どれが重要な伏線を含んでいるのかが判ったからだ。
結論から言えば、1作目(Three)、3作目(SIN〜罪〜)、および4作目(Innocent Noise)、5作目(Cold Rain)、9作目(白馬の棋士)が非常に重要。既に記述した3作目のレビューについては、継ぎ足す必要があるなと感じた。
中間、というのが、7作目(横浜牧師館殺人事件)、8作目(イザナミの花婿)、11作目(銀幕の天蓋)、および12作目(死屍神島の焔魂)というところか。これらは話や登場人物を理解しておかないと、最終作のストーリー展開上、理解できない点や感動が薄くなってしまう点がある。
特に重要ではないのが、2作目(Angel Cry)、6作目(Bloody Tears)、および10作目(天楼館殺人事件、ノベル形式)。どちらかというと、これらは傍系という感じが強い。正直、これら3作は、あまり本論とは関係がないような気がする。特に、10作目(天楼館殺人事件、ノベル形式)は、関連があまりにも薄すぎるような気がする。
2作目(Angel Cry)では、三島遥がデビューするが、正直、そのストーリー展開は、全13作とほとんど関連していないと言えるだろう。
ところで、5作目(Cold Rain)の最後で、衛が胸を刺されて瀕死の重傷を負う事件が発生する。その回復に際して、瀬田秀明が一枚咬んでくるため、その真犯人は、てっきりディッシュだろうと勝手に考えていたのだが、全くそうではなかった・・・・。伏線が薄かったとはいえ、これだけは予想外だった。
1つ、このサイコミステリーシリーズをプレイするにあたって、頭の片隅に入れておかなければならないことがある。
それは、「二重人格」というやつだ。
以前にもこのブログで若干触れているが、物理的に1人の人に、2以上の人格が宿る、というやつだ。ややこしいことに、このサイコミステリーシリーズでは、物理的な「人」と、精神的な「人格」とを切り離して考えないとつじつまが合わなくなる。ものすごい例では、精神的な「人格」がコンピュータに宿っている。
確かに、作品内でも、ディッシュが「人の意識、というのは、なんてことない、脳内の数ミリボルトの電気信号にすぎないんだよ」と言うが、作品を通じて、要所要所でこの発言が見事に体現されているのは、よく考えられているな、と関心させられてしまった。
この「二重人格」という点で、4作目(Innocent Noise)をからリプレイするにあたって、先に最終作をプレイしてよかったと思うのだ。
最終作の疑問点などは、別途記す、とすることにして、そうかぁ、最後はそういう展開かぁ、と、ほっとしてしまった。
この作品、プレイし終わったら何か心にぽっかりと穴があくんじゃないかな・・・と思っていた。確かに、心に穴が空いたような気もするのだが、妙な充実感と、もう一度、4作目からリプレイしようとする気になった。
ただ、本当に残念なのが、続編が出ないことだ。原作・総指揮をとった「雪月K’」氏は、本シリーズのコラムの最後でも言及しているように、おそらく元気モバイルを離れてしまったと推定できる(これは以前にも記述したことだが・・・・)。
鬼峠村事件、プレイしてみたかったな。絶対、無理だろうけど。
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